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【お薬手帳】で得する?2016年4月から薬事法が変わります

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「お薬手帳持参」で負担金が減ることになる法改正

私たちが病院や薬局で支払う医療費は、「診療報酬制度」によって決められています。

 

薬局で調剤してもらう際にお薬手帳を持参する、しないで、負担金の増減がここ数年はなかなか定まらない状況でした。

 

報酬制度は2年に一度見直されることになっていますが、今年28年4月がその時期にあたります。

 

現在の制度(平成26年度改定)では、私たちの持参したお薬手帳を薬剤師が確認し、その日の調剤を記録してくれるたびに410円の診療報酬が加算され、患者である私たちは1~3割を負担しています。
ちなみに、その前の報酬制度(平成24年度改定)ではお薬手帳は無料、さらに前の制度(平成22年度改定)では有料でした。
2年おきに有料→無料→有料となって現在があります。いくらなんでも定まらなさすぎですね。

 

お薬手帳が有料、無料はさておき、自分自身の投薬管理のためにもお薬手帳は持参したほうがいいのは確かですが、今年28年の改正では「無料」を超えてさらにお薬の負担金が減額されるという改正になりました。

 

どうして安くなるの?

私たちが薬局で支払う代金の内に、薬剤師の技術料「薬剤服用歴管理指導料」というものがあります。

 

わかりやすくいうと、これは患者に薬についての説明や投薬指導をしたり、投薬の記録をつけることです。

 

この報酬を500円とし、患者がお薬手帳を持参した場合には、これを380円としますよ、という改正です。

 

持参しなかった場合と比べて120円安い設定です

 

自己負担金は1割負担で10円、3割負担の方で40円減額されることになります。

 

薬剤師に服薬管理をしっかりさせたいという国の考え方があったのですが、お薬手帳を持参すると患者は余計に負担金がかかるという、矛盾が生じていました。

 

「お薬手帳を持参すると余計に負担金が増えるから持参しないようにして節約しましょう」なんてこともテレビや雑誌で言われていましたね。

 

本来は、お薬手帳はわたしたちの投薬管理に役立つものであるはずです。

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震災の時にお薬手帳を持っていたから持病の治療に役立った、という報道を耳にしたことがある人もいると思います。

 

慢性疾患である糖尿病や高血圧の患者が常用している薬を災害時にお薬手帳がないからといって、正しく伝えることが出来ず治療(投薬)ができない、ということがあってはならないと、阪神大震災で学び、東日本大震災で再確認されました。

 

今回の改正で、より多くのひとがお薬手帳を使用するようになり、自身の薬の管理がしやすくなることと思います。

 

減額の条件は?

全てのひとが減額になるというわけではなくて、一定の条件があります。

 

原則として、「半年以内に同じ薬局に処方箋とお薬手帳を持参した場合管理指導料を380円とする」とされています。

 

また、調剤基本料が安価な一部の薬局においては減額が適用されないようです。

 

4月の改正で新設される「かかりつけ薬剤師指導料」を患者も同意して算定する場合にも、減額は適用されません。

 

話がややこしくなりますが、「かかりつけ薬剤師指導料」というのは患者にたいして一人の薬剤師がトータルで管理、指導しますよ、という制度を利用した場合にかかる指導料です。

 

これは、現時点での決定事項を確認する限り薬剤師の負担がとてつもなく大きいので、いずれ修正されるのではないかと懸念します。

 

患者が自分の薬局で処方された薬以外のものも把握し管理したり、常に患者の相談を受け入れる体制を整えておく、といったものですが、これにより医療の質は確実に高まるとは思いますが、まだ改良の余地があると思います。

 

今回は、私たちからすると割りと身近なお薬手帳の持参で減額になる、という点にスポットをあてました。

 

お薬手帳を作りましょう

私たちがお薬手帳を持つことで、いままでは何十円か負担額が増えるという事実はありましたが、その何十円かを惜しむばかりに、自分の健康管理に不備があっては本末転倒といえます。

 

災害時のお薬手帳の必要性は、東日本大震災で改めて再確認されましたし、4月の改正を機に、多くのひとが服薬管理にお薬手帳を利用するようになればいいと思いました。

 

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